鉄骨監理をご存じですか

 建物の構造には木造、鉄筋コンクリート、鉄骨等いろいろな種類があります。鉄骨監理とは、鉄骨が建物の構造体を成す建築工事の、鉄骨のみを専門に監理する業務です。

 では、なぜ今このような監理が必要なのでしょうか?

 日本は地震大国です。地震は時間も場所も選んでくれません。阪神大震災の街を思い出してください。地震から大切な命や財産を守ってくれるはずの建築物が、徹底的に破壊されたあの街を…。

 みなさんは鉄骨でできた建物は頑丈だと思っていることでしょう。確かに鉄という素材は、構造体として非常に優れた材料の一つであることは間違いありません。しかし、それは正しい製作工法と、的確な品質管理があって、はじめて発揮される性能なのです。いい加減に作られた鉄骨はくず鉄以外の何ものでもありません。そして巷では、そんな鉄骨構造物が大半を占めているのです。

  鉄骨の材料である鋼材は、誰でも聞いたことがある“日本を代表するようなメーカー”が造っています。しかし、その鋼材を加工し、鉄骨として建物を建てるのは、どこにでもある町工場なのです。言い換えれば一つひとつの町工場が鉄骨メーカーなのです。しかし、それらの多くは中小の工場であるために、できあがった製品のレベルには大変なバラツキがあります。

 地震大国日本は、大きな地震で被害を被る度にその原因を解明し、新たな被害がでないように様々な規制や手段をとってきました。鉄骨も例外ではありません。しかし、目先の利益にとらわれたり、身近なところで被害がでるまで「今までの物でも充分だろう」という考え方が支配的であったりするため、強度を保つための基準や規制に則った鉄骨製作をしていないのが現状なのです。

誰が不良鉄骨を見抜けるのか NEXT>>

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